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SpaceXの「Starship」、打ち上がるもブースター分離できず–データは取得

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　Space Exploration Technologies（SpaceX）は、日本時間の4月20日22時34分、米テキサス州で超大型ロケット「Starship」の打ち上げ試験を実施した。

　ロケットは勢いよく打ち上がったが、ブースターの「Super Heavy」を分離できず、軌道には投入できなかった。なお、SpaceXは今回の打ち上げの目的を「データ収集」としていて、その意味では部分的な成功と言える。

　Starshipは、ブースターのSuper Heavyと組み合わせて打ち上げられる。Super Heavyと組み合わせた全長は120m。Starshipには3基の「Raptor」エンジンと3基の「Raptor Vacuum」エンジン、Super Heavyには33基のRaptorエンジンがそれぞれ搭載されている。

　ペイロードは100トン〜150トンを搭載可能。軌道上で燃料を満載した別のStarshipと合体して遠距離飛行することも可能で、月や火星の有人探査、そして将来的には遠方の深宇宙探査への利用も想定されている。StarshipとSuper Heavyの両方が地上に着陸し、再使用可能な設計となっている。