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巨大ロケット「Starship」、修正作業が完了–再打ち上げ可能に、マスク氏明かす

2023.09.15 15:21

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)を率いるElon Musk氏は9月10日のX(旧Twitter)への投稿で、次世代ロケット「Starship」の次回打ち上げに関する修正を完了したと明かした。

 Starshipはブースター「Super Heavy」と組み合わせることで、全長120mになる巨大ロケットだ。2023年4月に実施した打ち上げ試験はブースターの分離に失敗し、現在は2度目の打ち上げ向け米連邦航空局(FAA)の認可を待っている。

 Musk氏のツイートによれば、同社はStarshipの再打ち上げに向けて、燃料タンクやブースター、「Raptor」エンジン、エンジンの炎からの保護、アビオニクス(電子機器)、安全システム、射場の設計など、57の項目における修正を完了したという。

 Musk氏によれば、Starshipの2回目の打ち上げの目標は、1回目と同じだという。同社はStarshipの上段を地球周回軌道に投入し、その後にハワイ近海の太平洋に着水させる予定だ。

(出典:SpaceX)

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Elon Musk / X

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