【画像】月を周回した「種」が苗木に–Artemis 1のOrion宇宙船に搭載

2023.08.29 11:25

　米航空宇宙局（NASA）と米国農務省（USDA）は現地時間8月24日、月周辺を飛行した種子による苗木を育てるプロジェクトを発表した。

　今回の種子はNASAによる月探査ミッション「Artemis I」にて、「Orion」宇宙船の内部に搭載されていたものだ。同ミッションでは無人のOrionが月周辺を飛行し、地球へと帰還した。

　Artemis Iではスズカケノキ、スイートガム、ダグラスファー、ロブロイパイン、ジャイアント・セコイアといった5種類の樹木の1000以上の種子がOrionに搭載された。これらの種子は帰還後、農務省の手によって発芽し、苗木の状態になり始めている。

　これら苗木は図書館、博物館、その他学生や一般市民に配布されることになっている。申込期限は10月6日で、苗木の配布時期は2023年〜2024年を予定する。

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