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ISSがデブリ回避のため軌道変更–古川氏ら長期滞在に影響なし
2023.08.28 11:09
国際宇宙ステーション(ISS)が8月24日、スペースデブリを避けるためにスラスターを噴射した。
TASS通信のレポートによれば、24日にISSのズヴェズダ・サービスモジュールのスラスターが、21.5秒噴射した。これにより、ISSはその軌道高度を500m下げることとなった。
ISSの軌道修正は、1999年から30回以上実施されている。また、衛星やスペースデブリの増加に伴い、その機会を増やしている。今回、スペースデブリがどれくらいISSの近くを通過したのか、また自然物だったのか人工物だったのかは、明かされていない。
デブリ回避後、ISSへは古川聡飛行士らを乗せた「Crew-7」ミッションで、「Crew Dragon」宇宙船がドッキングに成功している。米航空宇宙局(NASA)によると、今回のデブリ回避でISS運用への影響はないという。
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TAS通信