古川宇宙飛行士ら搭乗の「Crew-7」、8月25日夕方打ち上げ--翌日午後にISS接続

ニュース

古川宇宙飛行士ら搭乗の「Crew-7」、8月25日夕方打ち上げ–翌日午後にISS接続

2023.08.22 17:43

佐藤信彦

facebook X(旧Twitter) line

 Space Exploration Technologies(SpaceX)米航空宇宙局(NASA)は、宇宙飛行士古川聡氏らが搭乗するミッション「Crew-7」の打ち上げ日時を日本時間8月25日午後4時49分に正式決定した。

 Crew-7は、古川氏を含む、4人の飛行士国際宇宙ステーション(ISS)へと輸送するミッション。打ち上げには、SpaceXのロケット「Falcon 9」と有人宇宙船「Crew Dragon」を使う。

Falcon 9の前に立つ4人の宇宙飛行士(出典:ESA)
Falcon 9の前に立つ4人の宇宙飛行士(出典:ESA)

 8月15日の予定で準備されていた打ち上げは、その後8月17日8月21日へと変更され、さらに8月25日とされた。予定通りケネディ宇宙センター第39A射点から打ち上げられた場合、日本時間8月26日午後3時45分にISSとドッキングする。

 4人の宇宙飛行士は、ケネディ宇宙センターに到着済み。搭乗するCrew Dragonも、発射台に到着している。

ケネディ宇宙センターに到着(出典:JAXA)
ケネディ宇宙センターに到着(出典:JAXA)

 古川氏はCrew-7ではミッションスペシャリスト、ISS到着後はフライトエンジニアを務める。NASA所属宇宙飛行士のJasmin Moghbeli氏はCrew-7ではISS船長(コマンダー)、ISS到着後はフライトエンジニア。欧州宇宙機関(ESA)所属宇宙飛行士のAndreas Mogensen氏はCrew-7では操縦士(パイロット)、ISS到着後はフライトエンジニア。過去にISS船長(コマンダー)を経験している。ロシアRoscosmosに所属する宇宙飛行士Konstantin Borisov氏はCrew-7ではミッションスペシャリスト、ISS到着後はフライトエンジニアを務める。

Crew-7でISSへ向かう宇宙飛行士(出典:JAXA)
Crew-7でISSへ向かう宇宙飛行士(出典:JAXA)

 古川氏はISS到着後、日本実験棟「きぼう」で「火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価」「細胞の重力センシング機構の解明」「宇宙環境が精子幹細胞へ及ぼす影響の解析」といった実験を行う。「超小型衛星放出ミッション」や「第4回『きぼう』ロボットプログラミング競技会」も担当する。

 Mogensen氏は、ISSからオーロラを撮影する予定。また、地球周辺の荷電粒子の密度をメートル単位、かつ1秒間に最大5000回という頻度で測定できるという新型センサー「Multi-Needle Langmuir Probe」をISSに設置する。これにより、宇宙天気の観測精度が向上すると期待されている。

 ISSに到着したCrew-7は、3月3日からISSに滞在している「Crew-6」ミッションのメンバーを乗せて地球へ帰還する。Crew-7メンバーは、ISSで約6カ月過ごした後、「Endurance」と名付けられたCrew Dragonで地球に帰還する予定。

関連リンク
宇宙航空研究開発機構(JAXA)プレスリリース
古川宇宙飛行士 ISS長期滞在ミッション特設サイト
古川聡宇宙飛行士ISS長期滞在ミッション プレスキット(PDF)
欧州宇宙機関(ESA)特設サイト

Related Articles