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宇宙からオーロラ観測へ–「Crew-7」でISSに滞在するデンマーク人飛行士が表明

2023.08.03 11:08

塚本直樹

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 有人飛行ミッション「Crew-7」に参加するAndreas Mogensen飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)からのオーロラの撮影を予定している。米航空宇宙局(NASA)のプレスカンファレンスで明かされたとSpace.comが報じた。

 Crew-7はSpace Exploration Technologies(SpaceX)と米航空宇宙局(NASA)によるミッションだ。4人の宇宙飛行士をISSへと打ち上げ、その中には日本人宇宙飛行士の古川聡氏も含まれる。なお、打ち上げは8月21日に延期された

 デンマーク初の宇宙飛行士となったMogensen氏は、2015年にもISSからオーロラを撮影していた。現在、太陽活動がピークに達していることを考えると、今回は多くの撮影機会に恵まれる可能性がある。

 Mogensen氏はオーロラだけでなく、「ブルージェット」の撮影も予定している。これは雷雲の頂上から上空に向かって発生する特殊な稲妻のことで「(撮影が成功すれば)科学者たちはこの種の雷の形成と発達を、より詳細に研究することができる」と語っている。

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Space.com

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