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気球で成層圏への遊覧飛行を目指す岩谷技研、最高高度6072mに到達

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　気球による成層圏への遊覧飛行サービス提供を目指す岩谷技研（札幌市北区）は、有人気球の飛行試験で同社として過去最高の高度6072mに到達した。

　岩谷技研は、ヘリウムガス気球を成層圏まで上昇させ、宇宙を疑似体験できる遊覧飛行サービスの事業化に取り組んでいる。最終的に高度25kmへの飛行を目指しており、2022年から試験飛行を繰り返し、徐々に高度を上げてきた。

　今回の試験飛行は、高度6000m超の有人飛行が目的。この高度では呼吸が困難になるため、新型の生命維持装置付き機密キャビン「Type-9」を使用した。

　北海道新得町で7月23日に試験し、高度6072mに到達。飛行距離は26.35km、飛行時間は131分に及んだ。

　今後、8月中に高度1万2000mの成層圏到達を目指す試験を実施する計画。岩谷技研は、社員パイロットや遊覧体験希望者の募集もしている。

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