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James Webb宇宙望遠鏡、土星を近赤外線で初観測–明るいままの「環」を捉える
2023.07.07 16:34
James Webb宇宙望遠鏡が2023年6月23日、近赤外線カメラで土星を初めて観測した。
James Webbは2021年12月に打ち上げられた宇宙望遠鏡で、直径約6.5mの折りたたみ式の主鏡を搭載している。観測手法としては赤外線を利用し、宇宙の始まりの姿を解き明かすことが期待されている。
今回の画像は、James Webbの近赤外線カメラ（Near InfraRed Camera：NIRCam）で撮影したものだ。土星の大気にはメタンガスが含まれており、太陽光をほとんど吸収するため、土星そのものは暗く見える。しかし氷に覆われた「環」は明るいまま捉えられている。
James Webbは観測プログラム「1247」の一環として、今回の画像を撮影した。また、同プログラムでは周囲にある微小な衛星を検出するために、長時間に渡る露光が実施された。今回の観測によって、土星における物質の遷移や過去に関する手がかりが得られる可能性がある。
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