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James Webbの観測装置にトラブル、センサー出力が低下

2023.04.26 14:37

塚本直樹

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 米航空宇宙局の宇宙望遠鏡「James Webb」の観測装置に、問題が発生している。

 James Webbの主な任務は、赤外線を観測することにより宇宙の始まりの姿を解き明かすことにある。本体には折りたたみ式の6.5mの主鏡を搭載し、太陽から見て地球の裏側となるラグランジュ点(L2)周囲の、ハロー軌道に投入されている。

 NASAによれば、今回問題が発生したのはJames Webbの中間赤外線観測装置(MIRI)のセンサーで、最も長い波長を観測するセンサーの出力が低下しているという。これに関して同宇宙局は、「機器にリスクはなく、他のすべての観測モードは影響をうけていない」と説明している。

 NASAはMIRIの不具合に関する調査を進めており、影響を受ける波長に関しては「露光時間を長くする」などの対応を行うという。MIRIに不具合が発生したのは今回が初めてではなく、2022年8月から11月にかけて、グレーティングホイールが動作しなくなった。

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