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中国、2030年までに有人月面着陸を実施すると表明–新型ロケットや着陸船も開発

2023.05.31 13:46

塚本直樹

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 中国有人宇宙機関(China Manned Space Agency:CMSA) 副主任 林西強氏は現地時間5月29日、2030年までに宇宙飛行士を月面に着陸させると語った。

 中国はこれまでも、2030年頃の有人月面探査の実施を表明していた。また、それを想定した、2人乗りの月着陸船のコンセプトも公開している。

 酒泉衛星発射センターでの記者会見で林氏は、「2030年までの有人月面探査に向け、重要な技術的ブレークスルーとソリューションの計画、研究、建設作業を開始した」と述べた。

 これには新型ロケット「長征10号」や、宇宙船、月着陸船、月面服の開発が含まれ、新しい発射場の建設と関連設備の試験も進行しているという。

 中国は2027年に、長征10号の試験飛行を予定している。また、中国沿岸部にある海南商業宇宙発射場の拡張も進めており、長征10号はここから打ち上げられる予定だ。

中国有人宇宙機関(CMSA)の林西強副主任は現地時間5月29日、2030年までに宇宙飛行士を月面に着陸させると語った。
(出典:CNSA/CLEP)

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