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宇宙作業ロボット開発のGITAI、40億円を調達–三菱UFJや日揮などが出資
2023.05.25 15:24
宇宙用の汎用作業ロボットを開発するGITAI Japan(東京都大田区)は、シリーズB投資エクステンションラウンドで総額40億円を調達した。
GITAIは、宇宙環境での各種作業を、安全かつ安価に実行できる汎用作業ロボットを開発する企業。宇宙ステーション船内外での作業、人工衛星メンテナンスや宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去といった軌道上のサービス、月面の探査や基地建設といった用途が対象。すでに、シャクトリムシ型ロボットアーム「GITAI Inchworm One(IN1)」や宇宙ステーション向けの10m級自律ロボットアーム「GITAI S10」、2m級の「GITAI S2」、月面作業用ロボットローバー「R1」などを開発している。
調達した資金は、各種ロボットの開発加速や事業拡大、米国での施設増強と人員体制強化などに充てる予定。
今回の投資ラウンドには、三菱UFJキャピタル、日揮ホールディングス、グローバル・ブレイン、セイコーエプソンなどが参加した。
グローバル・ブレインを通じてヤマトホールディングスやKDDIなども出資。大和証券グループ傘下の大和企業投資、第一生命保険、佐俣アンリ氏が率いるANRI、NECキャピタルソリューションズ、産業革新投資機構が出資するJICベンチャー・グロース・インベストメンツ、電源開発(J-POWER)も出資している。