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ロシア、2028年まで国際宇宙ステーション運用に協力–2024年に撤退の方針を撤回
2023.05.12 13:45
米航空宇宙局(NASA)は、今後の国際宇宙ステーション(ISS)運用にロシアも参加すると発表した。ロシアが、2028年までISS運用に協力することを確認したという。
ISSは、現時点で2030年まで運用することになっている。関係する米国、日本、カナダ、欧州宇宙機関(ESA)はこの方針に合意済み。
これまでロシアは、2024年以降にISSから撤退するとしていた。それが、一転して2028年までの協力を表明したもの。
ISSの運用開始は1998年。これまで20カ国の266人が滞在し、地球や宇宙に関する研究だけでなく、生物学や人体生理学、物理学、技術デモンストレーションなど、地上では行うことができないさまざまな活動に利用されてきた。
運用終了後は、太平洋に落下させて処分する。