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中国の火星探査車「祝融号」、休眠から復帰しない原因は「ソーラーパネルに塵が堆積」

2023.05.01 13:37

塚本直樹

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 中国の火星探査機「祝融号」が休眠状態から復帰しない問題について、ミッションのチーフデザイナーことZhang Rongqiao氏は「火星の塵が原因となっている可能性が高い」と述べている。

出典:China News Service

 祝融号は2020年7月に打ち上げられた探査機で、2021年5月にユートピア平原に着陸。火星を移動しながら探査活動を行い、2022年5月に休眠状態に入った。そして同年12月に活動を再開する予定だったが、現時点ではその目処は立っていない。

 Rongqiao氏によれば、祝融号のソーラーパネルに予想以上の量の塵が堆積したことにより、再起動に必要な十分な量の太陽光を受け取ることができていないという。同氏によれば、予想より40%多い塵が積もった場合には、祝融号は再起動ができないという。

 惑星協会によると、火星の北半球の夏至は7月中旬であり、太陽光のレベルが上昇することになる。なお、祝融号の予定されていたミッション期間は3ヶ月であり、その目標はすでに達成している。

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