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火星探査ヘリ「Ingenuity」が10カ月ぶり長距離飛行–累計で9km弱を飛行

2023.02.21 11:59

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の火星探査ヘリ「Ingenuity(インジュニイティ)」が2月16日、10カ月ぶりに長距離飛行を実施した。

 Ingenuityは2020年7月に火星探査機「Perseverance(パーサヴィアランス)」とともに打ち上げられた探査機で、本体に二重反転ローターを搭載。空気の薄い火星での飛行試験を実施している。2022年12月の飛行では、飛行高度14mという記録を打ち立てた

 43回目となった今回の飛行では、約390mの飛行を実施。なお同探査機は2022年4月には約418mの飛行を行っていた。さらにその3週間前には、約710mの飛行を実施している。

 Ingenuityはこれまでの43回の飛行で約8829mを飛行。同探査機はもともと飛行試験は5回のみの計画だった。

(出典:NASA/JPL-Caltech)

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