ニュース

新型ロケット「H3」初打ち上げ、2月17日に延期–地球観測衛星「だいち3号」搭載

2023.02.14 13:52

佐藤信彦

facebook X(旧Twitter) line

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから2月15日に打ち上げるとしていた新型基幹ロケット「H3」の「試験1号機(H3・TF1)」について、打ち上げ日を2月17日へ延期した。貨物(ペイロード)として先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)を搭載し、軌道投入する計画。

 打ち上げ時間帯は午前10時37分55秒~同10時44分15秒。2月17日に打ち上げられなかった場合の予備期間は、2月18日~3月10日。

H3ロケットとだいち3号(出典:JAXA)
H3ロケットとだいち3号(出典:JAXA)

 H3は当初2021年度中の打ち上げを目指していたが、新型エンジン「LE-9」に振動問題が見つかり延期となっていた。その後の設計変更で対応し、2022年11月7日に機体とエンジンを組み合わせた状態の「1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)」を成功させた。

 これを受け、2月12日に打ち上げる計画で進めていたが、同じ種子島宇宙センターを使用した「H-IIA」ロケット46号機の打ち上げ延期の影響で2月13日に変更。さらに、飛行計画を更新するシステムに確認を要したこともあり、改めて2月15日に打ち上げるとしていた。

 しかし、2月15日は気象条件が整わないことが予想されるため、「万全を期して」打ち上げを2月17日に再設定した。2月17日の打ち上げ可否については、2月15日以降の天候状況を踏まえ、再度判断するとしている。

H3ロケット試験機1号機の打ち上げライブ中継(出典:JAXA/YouTube)

 打ち上げの様子は、当日の午前9時45分ごろからライブ中継する。中継では、打ち上げ前から衛星分離までを伝える予定。

Related Articles