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IoT衛星のEchoStar、通信サービスをグローバルに展開すると表明
2023.02.08 07:30
米国を拠点とする宇宙開発スタートアップのEchoStarは、2024年にIoT向け衛星通信サービスのグローバル展開を予定している。
約16億ドル(約2100億円)の資金をもつEchoStarは昨年、静止軌道(GEO)にある既存衛星「EchoStar 21」からSバンド周波数を利用した、LoRa接続ネットワークの提供を開始した。
EchoStarはグローバル向けサービスに必要な28機の衛星を、カリフォルニア州を拠点とするAstro Digitalへと発注した。同衛星は地球低軌道(LEO)からSバンド周波数を使用し、IoT機器への接続サービスを提供する。衛星は低価格かつ低消費電力なのも特徴だ。
EchoStarのLEO衛星からの接続ネットワークは、既存の静止軌道からの同サービスとの相互運用も可能だ。同社は衛星群を展開した後、2024年に最初のサービスを世界的に開始する予定だとしている。