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SpaceX、モバイル向け衛星インターネットに参入か—2GHz帯利用を米FCCに申請

2022.07.29 17:39

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)が「Starlink」の衛星群を利用した、モバイル機器向けのインターネット接続サービスの提供を構想していることが、同社がFCC(米国連邦通信委員会)に提出した資料から明らかとなった。

 StarlinkとはSpaceXが運用する、多数の小型衛星を利用した衛星インターネットサービスだ。地球低軌道に衛星コンステレーションを構築することで、静止衛星を利用する場合に比べて高速かつ低遅延の通信が可能となる。また、ユーザーは、地上に設置するアンテナ付きの受信機とWi-Fiルーターを購入してサービスを利用できる。

 今回SpaceXが申請したのは、2GHz帯の電波を利用したモバイル衛星サービスだ。具体的には、Starlinkの衛星にモジュール式ペイロードを追加し、2GHz帯での通信を可能にするという。また申請書には、ネットワークに接続できるモバイル機器の販売を示唆する記載もある。

SpaceXがFCCに提出した資料

 さらに申請では、新たな2GHz帯のサービスが「既存の設備を活用しながら新しい装置を追加することで、機器のパフォーマンスを高める」とも説明されている。つまり、このモバイル衛星サービスはStarlinkのオプションサービスとなる可能性もある。

 SpaceXは昨年、地上のIoTデバイスにインターネットサービスを提供するための超小型衛星を開発していたSwarmを買収した。この技術が、モバイル機器向けの衛星インターネットに利用される可能性もある。

 

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