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HIS、気球での宇宙旅行を1月18日から受け付け–訓練不要、料金は約1600万円
2023.01.13 14:13
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は1月13日、子会社のクオリタ(東京都新宿区)を通じて、気球型宇宙船「Spaceship Neptune」での宇宙旅行を1月18日から受け付けると発表した。
Spaceship Neptuneは、宇宙ベンチャー企業である米Space Perspectiveが提供する気球型宇宙船。再生可能な水素を推進剤にして、時速12マイル(時速20km)で2時間かけて宇宙の入り口まで上昇。高度30kmを2時間飛行し、その後、再び2時間かけて降下し海に着水する。着水地点には船が待機している。
高度約30kmの宇宙の入り口までの旅は、無重力にはならないため、参加者の事前トレーニングやなどの必要が無く、18歳以上であれば誰でも参加可能。
搭乗者は最大で8人(+パイロット1人)。ライブストリーミングが可能な通信デバイスとWi-Fi接続を装備。リクライニングシートや軽食バーなども備えている。
Space Perspectiveでは、既に世界中の1000人超に販売しているという。HISは、2022年9月26日に日本とカナダの販売権契約を締結。今回、日本での販売先を子会社のクオリタで担うことを決め、専用サイトを開設するとともに受け付けの開始日を発表した。
2024年(Year 1)のフライトについては完売済み。2025年10~12月と2026年1~12月(Year 2)、2027年(Year 3)、2028年(Year 4)の各年での販売を予定している。料金は1人あたり12万5000ドル(約1614万円)。別途手配料として55万円がかかる。