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ISS「きぼう」でインドネシアのキューブサット放出–初めて学生主導で開発

2023.01.12 18:07

佐藤信彦

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、インドネシアのスーリヤ大学が開発した超小型衛星(キューブサット)「Surya Satellite-1(SS-1)」を、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から放出した。新興国や発展途上国の宇宙開発を支援するための取り組み「KiboCUBE」を通じて実施された。

SS-1の放出に成功(出典:JAXA)

 KiboCUBEは、JAXAと国連宇宙部(United Nations Office for Outer Space Affairs:UNOOSA)が共同で進めている。SS-1は、スーリヤ大学の学生が主体となって開発した1Uサイズのキューブサット。軌道上で通信技術などを実証することが目的で、インドネシアの学生が主導して開発した初めての小型衛星という。

 2022年11月にケネディ宇宙センターから打ち上げ、ISSに到着。2023年1月6日にきぼうのエアロックから搬出し、小型衛星放出機構「JEM Small Satellite Orbital Deployer(J-SSOD)」を使って放出した。今後の運用は、SS-1の開発チームが担当する。

SS-1の紹介ビデオ(出典:JAXA/YouTube)

 1月6日には、福井大学、アークエッジ・スペース(東京都江東区)、Space BD(東京都中央区)の「OPTIMAL-1」と、原田精機(静岡県浜松市)、三井物産エアロスペース(東京都千代田区)の「HSKSAT」も放出された。

OPTIMAL-1(上)、HSKSAT(下)も放出成功

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