NASAのBioSentinelキューブサット、月面飛行に成功

2022.11.29 09:21

　米航空宇宙局（NASA）のキューブサット（超小型衛星）「BioSentinel」が11月22日、月面飛行に成功したことが報告されている。

　BioSentinelは月探査計画「Artemis I」ミッションにより、「Space Launch System（SLS）」によって打ち上げた10機のキューブサットのうちの1機だ。内部には酵母菌を搭載し、宇宙船によってDNAがどのような影響を受けるのかを調査する。

　11月22日の時点でBioSentinelは月面から250マイル（約400km）まで接近。現在は来月から始まる実験に向けて、太陽電池パネルを太陽の方向に向け、バッテリーを充電を開始している。

　NASAのエイムズ研究センターの研究者たちはBioSentinelから得られたデータを利用し、月や火星、あるいはさらにその先に行く宇宙飛行士の健康を守る方法を見つけたいと考えている。

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