中国、有人月面着陸のコンセプト動画を公開

2023.01.06 08:52

　中国航天科技集团有限公司（CASC）は、中国初の宇宙飛行士による月面着陸のコンセプトを公開した。

　中国は「長征8R」「長征9」といった再使用可能ロケットの開発を進めている。2030年代には月面に国際研究ステーションを設置する計画も掲げている。また、無人探査機「嫦娥」シリーズによる月面探査ミッションも継続している。

　中国は10年後をめどに、宇宙飛行士の月面着陸を計画しているという。今回の動画では、宇宙船と月着陸船のイメージが公開された。中国人民共和国の旗を持った宇宙飛行士が着陸船から月面に降り立つ様子が確認できる。

　中国は2022年に宇宙ステーション「天宮（てんぐう）」を完成させ、宇宙飛行士による滞在ミッションを継続している。さらに地球軌道や月を超え、今後10年から15年の間には火星サンプルリターンミッションや、木星と海王星の探査ミッションも計画している。

2022.12.26 10:26

2022.12.08 16:10

2022.11.25 17:26

2022.11.15 09:44

2022.10.14 10:05

2022.08.12 18:05