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Rocket Lab、米国の安全保障に特化した子会社設立
2022.12.06 17:47
小型ロケットを開発しているRocket Labは米国時間12月1日、米国の防衛や情報機関といった国家安全保障市場に特化したサービスを提供する子会社「Rocket Lab National Security(RLNS)」の設立を発表した。
Rocket Labは小型ロケット「Electron(エレクトロン)」による、衛星の打ち上げを実施している。ロケットブースターのヘリコプターによる回収と再使用も計画しているが、現時点では成功していない。さらに2024年には、中型ロケット「Neutron(ニュートロン)」の運用開始も予定している。
Rocket Labの広報担当者は、「国家安全保障ミッションとペイロードは商業打ち上げとは異なる官僚的要件を持つことがあり、RLNSをつうじて契約することになる」と述べている。
RLNSでは政府系顧客向けの迅速な打ち上げや衛星設計、構築と統合、宇宙船の運用が提供される予定だ。Rocket Labは国家偵察局(NRO)や米宇宙軍、国防高等研究計画局など国家安全保障機関から、複数の契約を獲得している。