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スヌーピー、月へ飛ぶ–「Artemis I」相乗りキューブサット10機をみる

2022.11.21 08:00

佐藤信彦

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BioSentinel
 NASAのエイムズ研究センター(Ames Research Center:ARC)が開発した生物学実験キューブサットで、宇宙空間で生物が放射線からどのような影響を受けるか調べることが目的。酵母菌(イースト)を太陽周回軌道へと投入し、宇宙の放射線(宇宙線)によるDNA損傷や修復などを測定し、酵母菌がどのような影響を受けるか研究する。

CuSP
 米Southwest Research Institute(SwRI)が、太陽から地球に向かう太陽放射(太陽風)を研究する目的で太陽周回軌道へ投入する。

LunaH-Map
 米アリゾナ州立大学のキューブサット。目的は、月の南極にある水からできた氷の潜在的な領域を調査すること。ロケットから分離後、通信を確立できた。

Lunar IceCube
 米モアヘッド州立大学(ケンタッキー州)のキューブサット。赤外線分光器を使い、さまざまな形態で存在するであろう水を探索する。ロケットから分離後、通信を確立できた。

LunIR
 米Lockheed Martinが開発した、赤外線カメラで月の表面を観測するためのキューブサット。

NEA Scout
 NASAのマーシャル宇宙飛行センター(Marshall Space Flight Center:MSFC)とジェット推進研究所(JPL)の共同プロジェクトによる小惑星探査機。太陽からの光の粒子(太陽風)をキャッチして推進力に利用するソーラーセイルで、2023年に小惑星「2020GE」へと接近する。

Team Miles
 米団体Miles Spaceの開発した、プラズマスラスターによる航法を実証するための実験衛星。

組み立て前のキューブサット搭載済みOrion Stage Adapter(出典:NASA)
組み立て前のキューブサット搭載済みOrion Stage Adapter(出典:NASA)

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