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「イプシロン」6号機打ち上げ、延期–飛行状況確認に必要な条件が整わず
2022.10.06 07:30
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月5日、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から10月7日の打ち上げを予定していた「イプシロン」ロケット6号機について、飛行状況確認に必要な条件が整わないため延期すると発表した。
イプシロン6号機には、「革新的衛星技術実証」3号機として小型実証衛星3号機(RApid Innovative payload demonstration SatellitE-3:RAISE-3)とキューブサット5機のほか、QPS研究所(福岡市中央区)が開発、運用する小型の合成開口レーダー(SAR)衛星「QPS-SAR-3」(アマテル-I)、「QPS-SAR-4」(アマテル-II)が搭載されている。
キューブサットとして、名古屋大学の「MAGNARO」、九州工業大学の「MITSUBA」、米子工業高等専門学校の「KOSEN-2」、早稲田大学の「WASEDA-SAT-ZERO」、未来科学研究所の「FSI-SAT」の5機を搭載する。
新たな打ち上げ日については、決定し次第発表するという。10月8~31日が打ち上げの予備期間として設定されている。
QPS研究所が予定していたオフラインとオンラインのハイブリッド形式のパブリックビューイングも延期される。ロケット発射の日程が決定次第、QPS研究所のウェブサイトや公式twitterで詳細を発表するとしている。