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NASA、月面の太陽光発電パネル開発で3社を選定–10年以内に設置の可能性
2022.09.01 16:28
米航空宇宙局(NASA)は月面に設置する、垂直型ソーラアレイ(太陽光発電システム)の開発を担当する3社を選定した。
NASAは「Artemis」プロジェクトとして、有人による月面探査計画を予定している。先日には、月南極の有人探査候補地も発表された。一方で月面での本格的な有人探査には、電源の確保が不可欠となる。
今回NASAによって選定されたのは、Astrobotic Technorogy、Honeybee Robotics of Brooklyn、Lockheed Martin of Littletonの3社だ。それぞれに620万ドル(約8億6000万円)、700万ドル(約9億8000万円)、620万ドルの予算が振り分けられている。
Artemis計画の月面探査では、月南極の地形で遮られがちな太陽光を受けるために、上方に伸びるように設計された太陽光発電システムが必要となる。傾斜した地形で安定した状態を保ち、月の塵(レゴリス)にも耐える必要がある。
月の太陽光発電システムのプロトタイプは、10年以内に月の南極に設置される可能性がある。