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アルテミス計画にスイスが参加–37番目の参加国
2024.04.17 14:00
米航空宇宙局(NASA)は米国時間4月15日、主導する月探査計画「Artemis(アルテミス)」にスイスが新たに参加したと発表した。
Artemisは人類を再び月面に立たせ、最終的には月に恒久的な人類のプレゼンスを確立することを目標としている。宇宙船「Orion」が月を周回する「Artemis I」は2022年11月に実施。4人の宇宙飛行士がOrionに搭乗して月を周回する「Artemis II」は2025年9月、宇宙飛行士が月の南極付近に降り立つ「Artemis III」は2026年9月以降に予定されている。
Artemis Accords(アルテミス合意)は2020年10月に国際宇宙会議(International Astronautical Congress:IAC)で米国の他に日本やカナダ、イギリスなど7カ国で締結。スイスは37番目の参加国となった。2月にはギリシャとウルグアイがArtemisに参加している。
NASA長官のBill Nelson氏は「今日、米国とスイスのパートナーシップは大きく前進した」と述べた。スイス経済・教育・研究大臣のGuy Parmelin氏は「スイスは有人宇宙探査や宇宙・地球化学に関して、NASAと長年に渡るパートナーシップを結んでいる」と述べている。
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NASAプレスリリース