NASA、アルテミス計画延期を正式発表--有人月面探査は2026年以降に

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NASA、アルテミス計画延期を正式発表–有人月面探査は2026年以降に

2024.01.10 15:00

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は月探査ミッション「Artemis II」を2024年11月から2025年9月に、「Artemis III」を2025年後半から2026年9月に延期するとメディア向けの会見で発表した。

 Artemis IIは、ロケット「SLS」と宇宙船「Orion」で宇宙飛行士を月周辺へと飛行させる。Artemis IIIでは史上初めて宇宙飛行士が月の南極付近に降り立つことになる。

 NASA長官のBill Nelson氏は「安全性が我々の最優先課題であり、チームに開発、運用、統合の課題を解決する時間を与えるため、Artemis IIとArtemis IIIに多くの時間を与えるつもりだ」と語っている。「Artemis IV」は2028年9月に打ち上げられるとも明かしている。

 NASAで月から火星へのプログラムを担当するAmit Kshatriya氏は、Orionの熱シールドの問題が大きな懸念となっていると説明。SLSからOrionを引き離す乗員脱出装置の電気システムも予定している性能を発揮できていないという。

宇宙を飛行するOrionのイメージ(出典:NASA/ESA/ATG Medialab)
宇宙を飛行するOrionのイメージ(出典:NASA/ESA/ATG Medialab)

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