ニュース
駐車場向け空き場所を衛星画像から自動検出–「Tellus」を活用、精度は80%
2022.07.01 16:06
さくらインターネット、akippa(大阪市浪速区)、Ridge-i(東京都千代田区)は、駐車場として活用可能な空きスペースを、人工衛星で撮影した画像から自動検出する技術の開発に取り組んでいる。
akippaは、全国各地の空き地や個人宅の使われていないカーポートなどをデータベースに登録し、駐車場としてシェアリングするサービスを提供している。ただし、空きスペースを見つけるには現地調査が必要なため、時間や手間がかかっていたと説明する。
そこで3社は、機械学習(マシンラーニング)や深層学習(ディープラーニング)を用いて人工衛星の撮影データを解析し、駐車場として使えるスペースの自動検出プログラムを開発。福岡と長野で試験したところ、約80%の精度で空きスペースを見つけられたという。
この取り組みにおいて、さくらインターネットが衛星データを提供、Ridge-Iが解析プログラムを開発した。今後、この機能をさくらインターネットの衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」に搭載し、akippaが本格的に活用していく考え。