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小惑星での資源採掘をめざすAsteroid Mining、探査ロボ「SCAR-E」を公開
2023.10.17 11:29
英国を拠点とするAsteroid Miningは米国時間10月11日、探査ロボット「Space Capable Asteroid Robotic-Explorer(SCAR-E)」を公開した。SpaceNewsが報じた。
SCAR-Eは6本脚をもった、重量20kgのロボットだ。ロサンゼルスで開催されたスペース・エコノミー・サミットでは、ロボットがダンスする姿も披露された。また脚にグリッパーをつけることで壁によじ登り、宇宙船を検査することも想定されている。
同社は「小惑星の鉱業」をテーマに、日本の東北大学とも連携しながら、月面や小惑星の探査や採掘の技術を開発している。SCAR-Eは6本脚を生かして、月のクレーターや小惑星など、車輪では移動できない場所を探索できる。また月の塵であるレゴリスが内部に入らないように、機械と電子部品が厳重に隔離されている。
Asteroid Mining Corporationは2026年か2027年に、SCAR-Eを国際宇宙ステーション(ISS)か月へと送り込むことも検討しているという。