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ラーメン店「人類みな麺類」、麺やチャーシューなどを宇宙に–今秋に打ち上げ
2023.10.02 16:08
ラーメン店「人類みな麺類」(大阪市淀川区)を運営するUNCHI(大阪市淀川区)は、ラーメンの素材や鉢の原材料、店舗内装のオブジェプレートを2023年秋に宇宙空間へ打ち上げ、地球に帰還させる。具体的な打ち上げ日は10月下旬にX(旧Twitter)で発表する予定。
Space Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」で打ち上げられるのは、麺やスープ、ネギ、めんま、チャーシューといったラーメンの素材、ラーメン鉢を作るための陶土、「麺」という文字をあしらったプレートなど。
Space BD(東京都中央区)が提供している宇宙空間への曝露サービス「スペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-」を活用し、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で「中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform:i-SEEP)」に搭載する「小型簡易曝露実験装置(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP:ExBAS)」に搭載して宇宙空間にさらす。
陶土は、地球帰還後にラーメンどんぶりにする。1970年の大阪万博で人気を博した「『月の石』に倣い」、2025年開催予定の「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」でプレートとともに披露する計画。
UNCHIは、打ち上げ当日に人類みな麺類の店舗でラーメン「らーめん原点」を特別価格で販売するキャンペーンやプレゼントの当たるくじ引きイベントを開催する。
Space BDのRETURN to EARTHは、これまで研究開発や教育、PR、エンタメなどさまざまな用途で利用されてきた。今回のラーメン素材のほか、アート作品の宇宙空間曝露も予定している。
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