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米村でんじろう氏が飛行の「なぜ? どうして?」を解説–科学技術館で開催
2023.09.08 16:40
公益財団法人の日本科学技術振興財団は9月6日、教育イベント「科学技術館 航空宇宙STEMワークショップ~飛べ! 跳べ! 翔べ!~」を10月28日に科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)で開催すると発表した。
「STEM」は「科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)」という各教科の学習を、実社会での問題発見や解決に生かしていくために横断的に学ぶ教育モデル。日本の学校教育では、2020年からSTEMの考え方が取り入れられている。
イベントは小学生と中学生が対象。サイエンスショー(午後1時30分~2時45分)とワークショップ(午後3時5分~4時50分)で構成される。
サイエンスショーでは「どうして飛行機は空を飛ぶの?」「人はいつから空を飛んだの?」など、テレビでおなじみの米村でんじろう氏が、飛行の「なぜ? どうして?」を驚きの実験と身近な道具で解き明かすという。
ワークショップは、A「飛行機の秘密に迫る! 君も未来のエンジニア?!」とB「遠隔探査ミッション~未知の惑星に挑め~」のどちらかを選択する。
飛行機は、翼に受ける空気の力で揚力が発生することで重い機体でも飛行できる。ワークショップのAでは、どのように空気を受けているのか、米村でんじろう氏などと実験を通して学ぶ。気流を利用して飛ぶグライダーを工作し、翼の調整や気流の作り方を参加者が自ら体験しながら、グライダーのコントロールに挑戦するとしている。
ワークショップのBでは、遠隔探査ロボットが参加者に渡される。参加者のミッションは、未知の惑星を探査すること。未知の惑星には思わぬ罠が存在。数々の罠を突破するために、遠隔探査ロボットをカスタマイズし、チームオリジナルのカスタムロボットで惑星探査に出発することになる。地球にいる地球にいる遠隔操作チームが一丸となって協力し合うことで未知の惑星に隠されたモノを発見できるとしている。
サイエンスショーのみの参加定員は140人、対象は小学校1年生~中学校3年生。サイエンスショーとワークショップへの参加定員は60人で、対象は小学校4年生~中学校3年生となっている。応募者多数の場合は抽選。参加費はボーイングの助成により無料。
科学技術館のウェブサイトから応募できる。応募締め切りは10月9日。
イベントを通して、子どもたちが航空や宇宙への関心を深める機会を提供するとともに、子どもたちの課題に対する問題解決の力を育んでいくとしている。
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日本科学技術振興財団