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将来宇宙輸送システム、新たに5.5億円を調達-往還機による宇宙輸送サービス実現を目指す

2023.08.31 14:24

佐藤信彦

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 宇宙往還可能な輸送システム実現を目指すスタートアップの将来宇宙輸送システム(ISC、東京都中央区)は、第三者割当増資を実施し、総額5億5000万円の資金を調達した。

 ISCは「誰もが宇宙にアクセスできる時代を創る」ことをビジョンに掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業。完全再使用型の単段式宇宙往還機(Single Stage To Orbit:SSTO)を活用した高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを最終目標とし、今後5年程度で再使用型の小型宇宙輸送機を開発することを目指している。

ISCが展開を目指す宇宙ビジネス(出典:ISC)

 これまでに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との覚書締結、さまざまな企業大学との共同研究など、創業時の計画通りに事業が進展したとしている。

 宇宙輸送システム開発に必要な要素技術の研究開発、ビジネス面のブラッシュアップを進めるため、インキュベイトファンドをリード投資家とする資金調達を新たに実施。アニマルスピリッツ1号ファンド、電通ベンチャーズSGPファンドなどからの出資を得た。

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