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火星探査機Perseverance、地表サンプルの回収場所を選定

2022.11.02 19:08

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は米国時間10月28日、火星探査機「Perseverance」のサンプル回収場所を発表した。

 Perseveranceは2021年2月に火星に到着した探査車(ローバー)で、同惑星表面の岩石や堆積物などを収集している。これらのサンプルは金属製のチューブに入れて火星の地表に設置し、将来のヘリコプターを利用した「Mars Sample Return(MSR)」ミッションによって地球へと持ち帰る予定だ。

 NASAによれば、Perseveranceが収集した14個のサンプルの一部は「Jezero(ジュゼロ)」クレーターにある「Three Forks」という場所に設置される。この場所は、かつてクレーターに流れ込んだ古代の河川の三角州となる。

 MSRでは「Sample cache(サンプルキャッシュ)」として、サンプルの一部を火星の地表に設置する。一方でPerseveranceもサンプルを着陸船へと持ち帰り、キャッシュとあわせて2通りの手段によるサンプルリターンを目指す。

NASAの科学担当副長官であるThomas Zurbuchen(トーマス・ズルブッヘン)氏は、「最初のチューブが火星の地表に配置されるとき、それは宇宙探査の歴史的瞬間となるだろう」と述べている。

(出典:NASA)

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