火星探査車「Perseverance」、今度はスパゲティのような紐のような物体を発見

2022.07.25 08:00

　米航空宇宙局（NASA）が公開した火星探査車「Perseverance（パーシビアランス）」の撮影した写真に、スパゲティのような不思議な物体がとらえられていた。NASAは、この写真を「Image of the Week（今週の1枚）」として紹介している。

　Perseveranceは、2020年7月に打ち上げられ、2021年2月に火星へ到着した探査車。火星の地表を移動しながら、撮影をしたりサンプルを採集したりしている。

　スパゲティのような、絡んだ紐のような物体が入った写真は、7月12日に撮影。移動の妨げになる障害物を検知するためのカメラ「Hazard Detection Camera（HazCam）」のうち、右前方に取りつけられたHazCam Aの画像に写っていた。

　米CNETによると、この物体はPerseveranceが着陸する際に落としたゴミと考えられるという。以前見つけた銀色に輝く物体も、Perseveranceを保護していた「サーマルブランケット」だった。

　Perseveranceは、2022年4月に火星表面で観測できた日食のようすをビデオで撮影した。また、火星では現在、Perseveranceとともに送り込まれたヘリコプター「Ingenuity Mars Helicopter」も運用されている。

　集めた岩石や堆積物、大気のサンプルは、別のローバーなどを使って地球まで持ち帰る予定。

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