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ロッキード、火星サンプルリターン計画のロケットを開発–NASAから受注

2022.02.10 17:26

佐藤信彦

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 米国航空宇宙局(NASA)は、火星から岩石などの試料を持ち帰る計画「Mars Sample Return(MSR)」に関して、火星表面から火星周回軌道へ試料を打ち上げるロケット「Mars Ascent Vehicle(MAV)」の開発をLockheed Martin Spaceに委託した。試料は、2030年代の初めから中盤までに地球へ持ち帰る予定。

 MSRは、2020年7月に打ち上げられ、2021年2月に火星へ到着した探査車(ローバー)「Perseverance」が集めた岩石や堆積物、大気のサンプルを回収し、地球まで持ち帰る計画。回収は、2026年以降に打ち上げる予定の「Sample Retrieval Lander(SRL)」「Sample Fetch Rover(SFR)」が担当する。このサンプルを火星の周回軌道まで打ち上げることが、MAVの役目だ。

 火星の周回軌道には、別に打ち上げられる「Earth Return Orbiter(ERO)」が待機している。そして、EROがサンプルを軌道上で受け取り、地球へ送る。

火星からサンプルを持ち帰る計画
火星からサンプルを持ち帰る計画(出典:ESA)
計画全体の流れ
計画全体の流れ(出典:ESA)
Perseveranceが置いていったサンプルを回収するSFR
Perseveranceが置いていったサンプルを回収するSFR(出典:ESA)

 SFRとEROなどは、欧州宇宙機関(ESA)が中心になって開発する。

MSRの紹介ビデオ(出典:ESA/YouTube)


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