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NASA、月開発におけるアポロ遺産の保護を訴える

2022.11.01 11:02

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は米国時間10月25日、アポロ計画の遺産を月面開発から保護する必要性があるとの指針を示した。

 アポロ計画は1961年から1972年まで実施された月探査ミッションで、その中には6回の有人月面着陸も含まれる。また現在、NASAは「Artemis」ミッションとして、再度人類を月に送り込むことを目標としている。

 NASAの技術政策戦略室(OTPS)によれば、2026年までに月では少なくとも22のミッションが予定されている。そして、アポロミッションの着陸地点の保護が懸念されていることが、新たな調査により明らかになった。一方で、アポロ遺産の保護の要請は「控えめである」ことが推奨されている。

 2011年、NASAは「宇宙飛行を行う団体」に対して、「米国政府が保有する月の遺物の歴史的および科学的価値を保護する方法」を勧告した。そして2020年、同国の議会は宇宙における人類の遺産を保護するための法案を可決し、NASAの請負業者やパートナーにこの勧告を守らせるよう指示した。

(出典:NASA)

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