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月探査機のCAPSTONE、復旧に向けた取り組み続く

2022.10.07 14:20

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の小型探査機「CAPSTONE」において、軌道制御を修正する取り組みが続いていることが、同探査機を運用するAdvanced Spaceによって報告された。

 CAPSTONEは6月に打ち上げられた探査機。月探査計画「Artemis」で月周回軌道に設置される有人拠点「Gateway」の建設のために必要なデータを収集する。打ち上げから4カ月後の月軌道への到着が予定されていたが、9月10日には軌道修正中に不具合が発生し、セーフモードへと移行していた。

 Advanced Spaceによれば、CAPSTONEの不具合を修正するために、現在もエンジニアがトラブルシューティングを続けている。衛星は現在安定した状態にあるが、3軸(ヨー、ピッチ、ロール)制御の回復に向けた作業が続けられている。

 CAPSTONEが月周回軌道に到着するのは11月13日の予定で、現時点では飛行コースに問題はない。同探査機は軌道がどれだけ安定しているかを確認し、さらにNASAの月探査衛星「Lunar Reconnaissance Orbiter:LRO」との連携も予定されている。

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