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火星探査機Perseverance、13個目の岩石サンプルを採取–かつてデルタ地帯があったと推定

2022.10.06 15:09

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は米国時間10月4日、火星探査車(ローバー)「Perseverance」が13個目の岩石サンプルを採取したことを明かした

 Perseveranceは2020年7月に打ち上げられた火星探査車で、同惑星にて岩石や堆積物などの試料を収集している。現在は試料(サンプル)をチューブに入れて火星地表へと設置しており、将来的にはヘリコプターによるサンプル回収ミッション「MSR」も予定されている。

 Perseveranceが今回試料を回収したのは、火星の「Jezero(ジェゼロ)」クレーターだ。同探査車はドリルによって火星の地表を採掘し、岩石コアを採取した。同地域では、かつて大きな湖と川によるデルタ地帯があったと推測されている。

 Perseveranceのミッションでは、搭載されたヘリコプター「Ingenuity」も活躍している。先日には33回目の飛行を実施し、その技術はMSRにも取り込まれる予定だ。

(出典:NASA/JPL-Caltech)

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