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米宇宙軍の高速打ち上げ実験、FireflyとMillennium Spaceが選定

2022.10.04 11:04

塚本直樹

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 米宇宙軍は米国時間9月30日、2023年に予定している地球低軌道での戦術宇宙対応ミッション「TacRS」の実証実験に、Firefly AerospaceとMillennium Space Systemsを選定したと発表した。

 Fireflyは小型ロケット「Alpha」を開発しており、先日は初となる軌道打ち上げに成功した。Millennium Space Systemsは米Boeingの子会社で、カリフォルニア州で小型衛星を製造している。

 TacRSでは、ペイロードを軌道へと投入するスケジュールを加速することが目的だ。Fireflyは打ち上げサービスを担当し、Millenniumは宇宙・地上システムの納入を担当する。

 TacRSプログラムを監督する中佐MacKenzie Birchenough氏は「必要な時と場所に、軌道上に迅速にアセットを配置するという米国の能力を実証し、ほぼ予告なしに宇宙での能力を確実に増強できるようにする」と述べている。

 TacRSの受注額については、明かされていない。

(出典:U.S. Space Force)

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