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中型ロケット「Antares」エンジンにFirefly–より重いペイロードを搭載可能に

2022.08.10 13:01

塚本直樹

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 米Northrop Grummanはロケット「Antares」でロシア製エンジンの代わりに米Fireflyのエンジンを採用すると発表した。

 AntaresはNorthrop Grummanが開発する中型ロケットで、米航空宇宙局(NASA)との契約のもと、補給船「Cygnus」の打ち上げに利用されている。現在のAntaresにはウクライナで製造されたロシア製エンジン「RD-181」が搭載されているが、ロシアのウクライナへの侵攻により、今後の部品調達が問題となっていた。

 今回の合意では、FireflyがAntaresの新しい第1段を製造することが発表された。これには、同社の「Miranda」エンジンが7基搭載される。そして、Antaresはより重いペイロードを搭載できる「Antares 330」へとアップグレードされることとなる。これにより、国際宇宙ステーション(ISS)への貨物の輸送でロシアとウクライナの影響を排除することが可能となる。

 Northrop GrummanとFireflyは共同で、まったく新しい中型ロケットも製造する予定だ。宇宙メディアのSpaceNewsによれば、Antares 330の運用が始まるまでは、米Space Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」を3機契約することも報じられている

(出典:Terry Zaperach/NASA)
(出典:Terry Zaperach/NASA)

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