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SpaceX、「Starlink」衛星52機を打ち上げ–ロケット回収にも成功

2022.09.29 11:39

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間9月24日、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」を提供する人工衛星を52機打ち上げた。「Falcon 9」ロケットのドローン船への着地も実施されている。

 SpaceXはStarlinkの衛星コンステレーションの拡大を続けており、すでに約3400機もの衛星を打ち上げている。同社は今後、さらに数千機の衛星を打ち上げる予定だ。

 フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたFalcon 9は、計画通りに打ち上げから15分半後に衛星を軌道へと投入。ロケット第1段は、大西洋に停泊していたドローン船「A Shortfall of Gravitas」に着地している。今回の打ち上げは、このブースターにとって4回目となった。

 SpaceXは2023年から、衛星をより大型化した「Starlink V2」の打ち上げを予定している。同衛星ではスマートフォンとの直接の接続が可能となり、米キャリアのT-Mobileと提携した衛星通信サービス「Coverage Above and Beyond」の提供も予定されている。打ち上げには、次世代大型ロケット「Starship」が利用される。

 今回のミッションはSpaceXにとって、2022年に入り43回目の軌道打ち上げとなった。

(出典:SpaceX)
(出典:SpaceX)

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