OneWebのインターネット衛星、打ち上げに向けインドに到着

2022.09.22 15:19

　衛星インターネットの提供を目指す英OneWebは今後の打ち上げに向けて、インドへと衛星を輸送した。

　OneWebはロシアへの制裁によって、Arianespaceが「Soyuz（ソユーズ）」ロケットによる打ち上げができなくなった影響で、衛星打ち上げがストップしている。一方、両社はロケット打ち上げの再開に向けて合意に至っている。

ArianespaceとOneWeb、衛星打ち上げで和解–ウクライナ侵攻でキャンセル

今回OneWebの衛星を輸送したのは、ウクライナのアントノフ航空が運行する超大型輸送機「AN-124」だ。インドに到着したのは36機のOneWeb衛星で、フロリダの生産施設から輸送されたものだ。

　今後はインド宇宙機関（ISRO）が運用する「GSLV Mark 3」ロケットによる打ち上げが予定されている。またこれは、GSLV Mark 3による初の商用ミッションとなる。

　OneWebは衛星コンステレーションの残りの衛星の打ち上げを、インドとSpaceX（Space Exploration Technologies Corp）のロケットに振り分ける予定だ。現時点では、2023年春までに5回のミッションが計画されている。

　GSLV Mark 3によるOneWebの打ち上げは、今後数週間中に詳細が発表される予定だ。

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