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Blue Originのロケット「New Shepard」打ち上げ失敗、FAAが原因を調査
2022.09.15 07:30
Blue Originのロケット「New Shepard」が米国時間9月12日に打ち上げに失敗したことについて、米連邦航空局(FAA)が調査を進めると同時に、同ロケットの打ち上げが停止されている。
9月12日にテキサス州西部から実施された打ち上げミッション「NS-23」では、打ち上げから約1分4秒後に、New Shepardのエンジンにトラブルが発生。ロケットのカプセルには36個のペイロード(貨物)が搭載されていたが、こちらは脱出用エンジンの点火でパラシュートで安全に着地している。
New Shepardの打ち上げを管理するFAAの報告によれば、今回の事故による負傷者や施設への被害は発生していない。しかし、FAAが事故調査を終えるまでは、同ロケットの再度の打ち上げは行われない。
New Shepardが打ち上げに戻る前に、FAAは災害システムやプロセス、手順の安全性への影響を判断する。これによる、Blue Originの将来の宇宙旅行や科学ミッションへの影響は、いまのところわかっていない。