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中国、月からのサンプルリターンに新鉱物を発見–米、旧ソ連に続いて3カ国目

2022.09.13 16:30

塚本直樹

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 中国が月で採取した岩石サンプル(試料)から新たな鉱物を発見したことが現地時間9月9日に発表された。

 中国は月面探査機「嫦娥5号」を、2020年12月に「Oceanus Procellarum(嵐の大洋)」へと着陸させた。発見された鉱物はその時に採取され、地球へと持ち帰られたものだ。

 今回の鉱物は、玄武岩のサンプルから発見された「リン酸塩鉱物」の柱状結晶だ。これは月の女神「嫦娥」にちなんで「Changesite–(Y)」と名付けられた。

 これにより中国は、アポロ計画で有人月面探査を行った米国、ルナ計画によるサンプルリターンを行った旧ソ連についで、3カ国目に月の鉱物を新たに発見した国となる。

 中国は次期月探査ミッションとして「嫦娥6号」を予定している。同探査機は、月の裏側からのサンプルリターンを試みる。

(出典:Beijing Research Institute of Uranium Geology)
(出典:Beijing Research Institute of Uranium Geology)

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