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中国で目的不明の衛星が打ち上げ–SAR衛星の可能性も

2022.09.06 16:34

塚本直樹

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 中国が「長征4C」ロケットで謎の衛星「Yaogan 33(02)」を現地時間9月2日に打ち上げたことを中国国営メディアのCGTNが報じた。

 Yaogan 33(02)は、ゴビ砂漠の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。現時点では、同衛星の目的は明かされていない。一方でアナリストは、Yaogan 33(02)は「科学実験や土地/作物の収穫状況、自然災害の監視、あるいは軍事目的」に利用されると予測している。

 海外宇宙メディアのNasaspaceflightは、2020年末に打ち上げられた衛星「Yaogan 33(01)」が、雲の隙間や夜間でも撮影できる合成開口レーダー(SAR)衛星だったと指摘している。現在、Yaogan 33(02)と(01)は似た軌道を飛行している。

 今回のYaogan 33(02)の打ち上げは、中国にとって35番目の成功した打ち上げミッションとなった。

(出典:CNSA/OurSpace)
(出典:CNSA/OurSpace)

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