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セネガル、米中両方の月探査計画に参加–タイに続いて2カ国目
2025.07.25 12:58
セネガルは米国時間7月24日、国際的な月探査計画「Artemis」(アルテミス)に参加する56カ国目となった。同国は、月面基地計画「国際月面研究ステーション(International Lunar Research Station:ILRS)」にも同時に参加する、2番目の国となる。
Artemisは米国が主導する月面・宇宙探査計画で、日米など8カ国が「Artemis合意」に2020年10月に署名した。ILRSは中国が主導する構想で、2035年までに月の南極に月面基地を建設することを目指している。
「我々を常に未知の探求へと駆り立ててきた、偉大な人類の冒険に参加することをセネガルは選ぶ」と、セネガル宇宙研究局(Senegalese Space Study Agency、Agence Sénégalaise d’Etudes Spatiale:ASES)長官のMaram Kairé(マラム・カイレ)氏は述べた。「この署名は、我々の宇宙外交、そして宇宙の平和的探査に貢献するという我々の野心において意義深い一歩となる」
タイはILRS加盟国として初めてArtemis合意に2024年12月に署名した。米国は「Artemis合意は全ての国に開かれており、どちらか一方を選ぶよう求めるものではない」との立場を表明している。

関連情報
NASAプレスリリース
Artemis合意
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