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Hawkeye 360、米陸軍と監視衛星を試験運用へ–GPS妨害を検出、兵器の位置を確認

2022.08.26 18:32

塚本直樹

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 リモートセンシング衛星を運用する米Hawkeye 360は、衛星データの試験運用で米陸軍との2年間の共同研究に関する合意をかわした。

 Hawkeye 360の衛星は、VHF無線機、UHFのプッシュトゥトーク無線機、海上/陸上のレーダーシステム、GPS対応機器、緊急ビーコンなどの信号を特定することができる。米陸軍はこの情報を利用し、自軍にたいする脅威を排除できるという。

 今回の合意は共同研究開発契約(Cooperative Research and Development Agreement:CRADA)と呼ばれる種類のもの。Hawkeye 360のRFデータと分析情報を現場の部隊を支援するための監視業務に応用することが目的だ。

 Hawkeye 360で最高事業成長責任者(Chief Growth Officer:CGO)を務めるAlex Fox氏は「米陸軍はRFデータによって軍事演習を特定し、例えば、GPS妨害の検出や敵兵器システムの位置確認などを行う予定だ」と語っている。

 HawkEye 360と米陸軍との契約は、SpaceLinkICEYECapella Spaceなどの商業リモートセンシング衛星運用会社と米陸軍が締結した、他のCRADAに続くものだ。HawkEye 360は米陸軍のリモートセンシング衛星の運用を担当する。

Hawkeye 360はRFデータをコンステレーションで運用する(出典:Hawkeye 360)
Hawkeye 360はRFデータをコンステレーションで運用する(出典:Hawkeye 360)

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