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SpaceX大型宇宙船「Starship」の無人月面着陸テスト、有人ミッションへの道開く

2022.08.26 07:30

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は早ければ2024年にも無人の大型宇宙船「Starship」による月面着陸ミッションを実施する。

 Starshipはブースターの「Super Heavy」と組み合わせることで、全長120mにもなる巨大ロケットだ。米航空宇宙局(NASA)が2025年に実施する月面探査ミッション「Artemis III」では、Starshipが「Human Landing System(HLS)」として利用される。

 NASAは米国時間8月23日、2024年に無人で打ち上げられるStarshipが、Artemis IIIで宇宙飛行士を打ち上げるStarshipとは異なるものになる可能性を示唆した。

 NASAでHLSプログラムを率いるLisa Watson-Morgan氏は「無人のデモ打ち上げでは、安全に着陸させることが目標だ。無人のデモ機は(月面に)着陸し、離陸する必要がないので、スケルトン(骨組み)となる予定だ」と語っている。

 NASAは先日、Artemis IIIでのStarshipが着陸する13カ所の候補地点を公開した。2024年の無人での着陸も、月の南極で実施される予定だ。ただし、具体的にどの地点になるのかは現時点では決定されていない。無人のデモ着陸では科学探査を行う可能性もある。

(出典:SpaceX)

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