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商業宇宙ステーション「Orbital Reef」、NASAの審査を通過–三菱重工も協力
2022.08.25 08:00
Blue OriginやSierra Space、Boeing、Redwire Spaceが参加する商業宇宙ステーション計画「Orbital Reef」が米国時間8月22日、米航空宇宙局(NASA)のシステム定義審査(Systems Design Review:SDR)に合格したことが発表された。
日本からは三菱重工業が開発に協力しているOrbital Reefは拡張可能な商業宇宙ステーションとして、2021年10月に発表された。本体は一連の実験モジュールと居住モジュールで構成され、観光だけでなく研究や産業にも利用される。
今回の審査は6月中旬から7月中旬にかけておこなわれ、Orbital Reefのコンセプトがさまざまな機能や性能要件を満たしていることが確認された。これにより、同宇宙ステーションはその設計をさらに発展させることができる。
NASAは10年以内に国際宇宙ステーション(ISS)から商業宇宙ステーションに移行する計画を立てており、Orbital Reefはその候補のうちの一つだ。Orbital Reefの現在の計画では、2027年に最初のモジュールを打ち上げる予定となっている。