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米シエラスペースのヴァイスCEOが辞任–宇宙往還機「ドリームチェイサー」は大分空港が着陸候補地
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米Sierra Space(シエラ・スペース)は米国時間1月6日、Tom Vice最高経営責任者(CEO)が辞任したことをメディア各社に向け発表した。退任の理由や時期についての詳細は明かされていない。
Sierra Spaceは米航空宇宙局(NASA)の契約の下、国際宇宙ステーション(ISS)への貨物輸送を目的とした宇宙往還機(スペースプレーン)「Dream Chaser」(ドリームチェイサー)を開発している。初打ち上げは今春以降が予定されており、将来は有人版の開発も計画されている。
同社は、Blue Origin(ブルーオリジン)が主導する宇宙ステーション「Orbital Reef」(オービタルリーフ)にパートナーとして参加。独自の宇宙ステーション「Pathfinder」(パスファインダー)の構想にも取り組んでおり、膨張型モジュール「Large Integrated Flexible Environment (LIFE)」も開発している。
「Tom Vice氏は3年半の任期を経て2024年末をもって、Sierra SpaceのCEOを辞任した。彼のリーダーシップに感謝し、退任後の生活が素晴らしいものになることを願っている」と同社は述べている。
後任が見つかるまでの暫定CEOは同社の取締役チェアマンであるFatih Ozmen氏が務める。Ozmen氏は防衛産業Sierra Nevada Corporation(SNC)のCEO。Sierra SpaceはSNCから2021年に独立した。
Sierra Spaceは、大分空港をDream Chaserのアジアでの着陸拠点として活用することを検討する覚書を兼松や大分県と2022年2月に結んだ。大分空港の活用検討には兼松や大分県のほかに日本航空(JAL)、三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険も参加。Sierra Spaceは2023年9月に増資したが、この増資は兼松や三菱UFJ銀行、東京海上日動火災が共同で主導した。
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